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グリストラップ清掃法律

業務用の厨房には、排水内の油分を分離と回収をするグリストラップを設置する義務が法律で定められています。また溜まった廃棄物は産業廃棄物扱いとなるため、他社に依頼する場合は適正な産廃処理業者か確認が必要です。

業務用に使用されている厨房や調理場には、グリストラップの設置が義務付けられています。グリストラップとは、厨房や調理場からでる油脂が水と一緒に排水溝に流れないよう、油脂をせき止めて分離と回収をする設備のことです。グリストラップの設置により、油脂が流れて排水管を詰まらせることを防いでいます。さらに、厨房などから出た油脂を下水や浄化槽に流れ出るのを防ぐ効果もあります。そのような理由で、業務用の厨房や調理場にはグリストラップの設置が法律で定められています。
そのためグリストラップの内部では、汚水を流すたびに油脂や汚れが徐々に溜まっていきます。放置しておくと溜まった部分から悪臭や害虫が発生する原因となります。特に飲食店として営業する以上衛生的によろしくないですし、店舗としての印象も良くありません。グリストラップの作業を軽減するアイテムも販売されていますが、グリストラップ自体には洗浄する力がないので、洗浄して廃棄物を取り除く必要があります。衛生的な観点で定期的な清掃を指導している自治体がほとんどです。

グリストラップ清掃の際に排出された油脂や汚れなどの廃棄物は、産業廃棄物扱いとなります。ですから、廃棄物処理法に従い処理する義務があります。一般のゴミと同じように処理することはできません。この作業は負担が大きく、専門の清掃業者に依頼する方が多いようです。また清掃作業自体も比較的重労働となることも業者に依頼する大きな理由です。
業者の選定の際に気を付ける点は、その業者が産業廃棄物を処理する許可を所有しているか、そして実際に適正な方法で処分を行っている業者であるか、という点です。適正な産業廃棄物処理業者に委託しないと、依頼した側も法律違反として罰せられますので注意が必要です。

水洗トイレの水量

●水洗トイレの水量は、水量をあらわす「大」と「小」のどのレバー、またはボタンを使用するかにより、流す水の量が変わってきます。

●水洗トイレの水量は、トイレの機種にもよりますが、家庭で使っている一般的な便器のレバー「大」を使用すると、平均して約１３リットルの水が消費されます。例えば４人家族の場合は、１人が１日５回トイレを使用すると、１日の使用回数は２０回と言う計算になり、毎日２６０リットルの水を消費することになります。
ちなみにこの量は一般的な家庭用の浴槽１杯分とほぼ同量です。
さらに水量は人によっても変わってきます。１回の用足しで2度、または３度水を流す人も少なくありません。
１日に何度もトイレを使用する人など、個人差を考慮すると、1日に４人家族がトイレで消費する水量は、浴槽２杯分、３杯分にもなるのです。

なお、水洗トイレの水量をあらわす「大」と「小」のレバーまたはボタンには、どの位の差があるのでしょうか。
水洗トイレの機種により水量が異なりますが、例えばTOTOの最新タイプのものは「大」は４．８リットル、「小」は４．０リットル、その他「エコ小」は３．８リットルです。
最近の便器には流す時の水量が少なくて済むものが販売されており、節水ができて環境に優しいと思います。
また、上記最新タイプでは水量が「大」「小」「エコ小」と分かれていますが、小を使うか、またはエコ小を使うかの判断基準は紙の量です。したがって小は女性、エコ小は紙を使わない男性用に作られています。

人が離れた瞬間に自動で流れるトイレなどの自動トイレも流れる水量が異なってきます。自動トイレは自発的に最適な水量を選ぶようになっており、座っている時間と立っているか座っているかの２点でセンサーが判断します。
さらに、座っていない場合は、エコ小（男性用）、３０秒以上座っている場合は大、それ以下の場合は小などセンサーが判断し、水量を調節しています。

水の節約のために、大をした後に小の水量で水を流す人もいますが、ベターリビングで定めた評価基準により、配管に落ちてからの平均搬送距離が１０メートル以上でないといけないと言う決まりがあるため、汚物が見えなくなっても場合によっては配管にたまり、詰まってしまう可能性もあります。
また同じく節水のためにタンクの中にペットボトルを入れている家庭もありますが、配管の中で十分な距離を流れる水量を確保できないため、詰まりの原因になる可能性が高いそうです。